「月100万かと思った」から「絶対失敗しないフォーマット」へ
—高い目標に挑み続けた1年で見えた、当事者意識と個の成長

沖縄・石垣島や宮古島を中心に、アクティビティプラットフォーム事業や産直通販を手がける株式会社ShumMaKe。
約1年にわたる伴走を経て、当初掲げた売上目標そのものは幾度も見直しを迫られることになった。しかしその過程で、人手不足の解消、当事者意識を身につけたメンバーの成長、そして経営者自身の大きな気づきが生まれた。「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」と「学び」に焦点を当て、この1年を振り返ってもらった。

株式会社ShumMaKe
代表取締役社長 小池 誠氏 導入事例インタビュー

会社名:株式会社ShumMaKe
事業内容
沖縄・八重山(石垣島)/宮古島エリアを中心に、アクティビティプラットフォーム事業、産直通販事業(パイナップル、もずく、海ぶどう、宮古牛など)を展開
担当コーチ:太田智文(株式会社ピグマ)

「月100万かと思った」——導入のきっかけと期待

「すごい会議」を導入する時の心境を教えてください。

小池:率直に言うと、最初に聞いたときの感想は「月100万円かかるのか」というものでした(笑)。ただ、その後社内で軽く検証してみて、この問題解決のやり方、問題への向き合い方は「絶対失敗しないフォーマットだ」と感じたんです。このフォーマットを自分以外のメンバーもできるようになれば、それまで役員2人でなんとか回していた会社に、もっと経営者思考を持った人間が増える。八重山や宮古以外のエリアでも、もっと速いスピードで良い成果が得られるんじゃないかと期待していました。

導入前に抱えていた課題 「できない理由の方がチームとして出てくることが多かった」

導入前、どのような課題を抱えていましたか?

小池:掲げている売上目標を達成できないことが多い、というのがまずありました。あとは人手不足。単なる作業者というよりも、マネージャーのようなレイヤーの人間が、人数的にも能力的にも不足していて、僕や役員に依存している状態でした。新エリア拡大もできていない。そして、できない理由の方がチームとして出てくることが多かったですね。

「まだ当事者意識がなかった」——導入直後に直面した壁

実際に導入して、最初どのようなことが起きましたか?

小池:最初、石垣島で会議を実施したときは、正直メンバーの雰囲気を見ている限り、まだ満足いく内容ではなかったですね。目標自体は「もうやるしかない」という感覚が僕の中にはありましたが、チームの当事者意識はまだまだだったと思います。

導入した当初に、戻れるとしたらどうしてますか?

小池:今振り返ると、すごい会議で生まれた新しい取り組みの立ち上げにもっと代表の僕自身が介入すべきだったと思っています。

最近、新しく取り組み始めた通販事業がスタートをきれているのは、その反省を活かして最初に僕がほぼ全部自分でやっていたからなんですよね。新規事業をやるときはトップが100%のリソースをかけないと絶対に成功しない、というのを今になって痛感しています。

「目標を信じてる人が少なかった」——実行フェーズで見えた本質的な課題

フェーズが進むにつれて、どのような変化がありましたか?

小池:取り組みの中で見えてきた人手不足という問題は、9〜11月頃に解決しました。すごい会議の前にマネージャーが抜けたんですが、そこを補填する採用もできました。人手が揃うと、今度は現場作業というより、戦略・戦術の話になっていきました。すごい会議に出られるレベルの人材が欲しいという話になり、そこでもまた人を増やしました。

問題解決して人を増やした後は、どのようなことが起こりましたか?

小池:フェーズが進み新しいメンバーを加えて、色々取り組んで良い経験を積ませらることができました。ただ一方で、戦略的フォーカスの数字やマイルストーンを「信じている人が少なかった」というのが、回を重ねるごとに何度も出てきた本音でした。

今振り返ると、自分たちでどうにかできる変数が少なかった。それがビジネスモデルの設計段階の問題だったのか、構造の問題だったのか、正直まだ答えは出ていません。

それと、社長の私がこの会社で作りたいサービス(ツアーズ)の世界観を、メンバーに十分に伝えきれてなかったと思います。

試行錯誤の先で芽生えた当事者意識

メンバー編成を絞ったり増やしたり、試行錯誤されたと思います。何がうまくいって、何がうまくいかなかったですか?

小池:メンバーを加えたり絞ったり試行錯誤しながらセッションは進みました。そうすることでメンバーに危機感が芽生えました。結果を出せなければ外れる、という感覚です。また会議の中で新しい価値を生み出すことは生まれてきました。ただ本当の意味で、新しい価値提供に踏み出すことについては、僕自身がまだ信じきれていなかった。新しいことをやってすぐに成功した経験が僕たちには基本的にないので、勇気を持って進めきれなかったということがあります。

小池:プロジェクトに関わるメンバーを増やしたことで得た大きな収穫もありました。ある数名のメンバーが本当に取り組みに対して前向きだということがよくわかったんです。彼女たちはすごい会議を経て、かなり当事者意識が身につきました。そのうちの1人はすごい会議の期間中に、1等級からサブマネージャーとして人をまとめる3等級に上がっていますし、来年にはさらなる昇進・昇格の可能性もあります。何かあれば自分から僕に相談してくるようにもなりました。あの姿勢の変化は、すごい会議をやってよかったなと心から思う収穫です。

「経費を月500万円カット。」——1年間の定量的な変化

現状の数字について教えてください。

小池:経費面では、月あたり合計で約500万円をカットしました。今月の売上は予算に対し、現時点の見込みは90%ほど。ここから夏休みシーズンに本格的に入っていけば、今のペースで予算は達成できそうな見込みです。

「結局は経営者次第」——1年を通じて得た最大の学び

この1年を振り返って、何を学びましたか?

小池:結局は自分次第、経営者次第だな、というのを痛感しました。もしやり直せるなら、最初から売上にフォーカスした目標設定はしなかったと思います。もともと僕の中では利益にこだわりたいという意識がずっとあったんですが、意思決定のときにわかりやすさを優先して、売上目標にしてしまったのが良くなかった。そうしていれば、人を雇うことや経費のかけ方についても、もっと慎重になれたと思います。

それと会話をする上で「ショートシンプルストレート」であることの大切さを、すごく強く感じました。

「思考のトレーニングを提供してもらえた」——コーチへの評価

太田さんのサポートについて、何が効果的でしたか?

小池:効果的だったのは、うちのスタッフ、すごい会議のメンバーに対して本当に良いコーチングをしてもらえたことです。考え方や、試行錯誤するトレーニングのようなものを彼らに提供してもらえたのは、すごく良かった。今も自分自身、参考にさせてもらっています。

それと問題の解像度を上げる作業をしてくださっていたことです。フォーカスすべき問題に対して、変な方向に迷い込まないようにサポートしていただいた。何が本当の問題なのか、ぶれない支援をしてもらえたことが非常に効果的でした。

インタビューご協力ありがとうございました。

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