効率と価値のバランス
今朝、会社近くのお気に入りの理髪店(ジャスト1000円カット)で、髪を切ってもらった。
通常、仕事の合間の15分ぐらいで髪を切ってもらう。(写真は、カット後の状態)
なぜお気に入りかと言うと、
早い(カット10分、仕上げに5分、トータル15分)。これが私にとっては一番。
さらに、待たない。(なぜなら一人当たりのカット時間が短いから)
そして、安い(1000円)。
そして、そこそこ上手い。
これらが、私のニーズにあってるから、月に何度も利用します。
今朝は、髪を切ってもらいながら、店内にラジオが流れていて、
あるコーナーで
「ちょっとしたアイディアでビジネスを成功させている注目の方へのインタビュー」
ということで、神保町にある”未来食堂”という定食屋が取り上げられていた。
http://miraishokudo.com/
インタビュアーが女性店主にインタビューをしているようだ。
話を聞くと、元IBMで働いていた女性が一人で店舗経営をしているとのこと。
しかも、飲食店経営は初めて。
そして、日々大繁盛とのこと。
さらに聞くと、具体的な店舗運営の工夫を話していた。
例えば、
メニューは1日1つに限定。
従業員は店主一人。それ以外の業務は、”まかない”という名のものと、
50分以上働くことで、食事代が無料になることで、食べた人が働くシステム。(普通にお金を払って食べることも可能)。
年間に500人ぐらい”まかない”に来る人がいる。
色々話してたが、髪を切り終えたので、聞けたのはここまで。
聞けた話の中で、こんな話が印象的でした。(多少、私なりの言い回しになってる可能性がある点はご容赦ください)
「お客様のことを考えたときに、メニューを選ぶ楽しみもわかるんです。
でも、それ以上にお客様がメニューを選ぶことにかける時間を考えたときに
この時間を他のことに使えるようになると思うんです」
といったことをお話されていた。
しかも、1日1品ですので、お客様が席に座ってから料理を提供するのに
時間が早い。座った瞬間に料理が提供できることで、お客様が
オーダーをしてから待つまでの時間も短縮されて、なお嬉しい。(ある人にとっては。私含む)
もちろんこれが店舗運営上の効率向上やロス率のダウンに繋がるだろうなと想像できる。
しかし、その効率以上に、顧客に提供する「時間」に対する価値の高さになってることがすごい。
効率を追求することと、お客様へ提供する価値を高めることが両立できるって、すごい。
だから、ますます強みが磨かれていく、これって最高のスパイラル、と感じた話でした。
すごい会議コーチ 太田智文