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株式会社Proud Partners 鈴木竜二社長 :「レバレッジ倶楽部」会員ご紹介


経営の桁を変える「レバレッジ倶楽部」には、経営の桁を変えること目指して日々奮闘する成長意欲の高い会員企業様が多くいらっしゃいます。そんな参加企業の魅力やビジネスについてご紹介していきます。

今回は、株式会社Proud Partners 鈴木竜二社長 に、お話を伺いました。


  • 株式会社Proud Partners
  • 代表取締役社長 鈴木竜二さま
  • 設立:平成24年7
  • 所在地:(本社)東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー28階
  • 拠点:相模原支店、名古屋視点、ベトマム支店
  • 事業内容:1)特定技能専門人材紹介事業。2)登録支援事業。3)外国人専門不動産賃貸事業
  • 社員数:62名
  • 会社URL:https://proudcorp.com/

目次[非表示]

  1. 1.◆学生時代
  2. 2.◆技能実習制度との出会い
  3. 3.◆特定技能制度に新たなスタンダードを創る
  4. 4.◆世界と日本をつなぐ架け橋に


◆学生時代


学生時代はとにかく何でも挑戦することをモットーに活動していました。そして挑戦することによって、今後のチャンスが増えていくことを実感しました。特に印象的だったのは、外務省でのボランティアです。大学の先生から紹介をいただき参加したのですが、2週間安倍総理に同行して、様々な経験を積ませていただく非常に濃い活動でした。おかげで当時出会った外務省の方々と今でも関係を継続し、非常に親しくしていただいています。人生の糧となるような、本当に貴重な経験でしたね。大学卒業後は、一度新卒で商社へ入社をします。しかし日々の仕事が退屈に感じ、約9ヶ月で退職を決断しました。そして23歳で新たに覚悟を持って起業をし、飲食店の経営を始めます。最終的に約10店舗展開したのですが、人材不足による業績悪化が続き、次第に会社の仲間も離れていくようになりました。当時は精神的にもかなり辛かったのですが、ビジネスの楽しさはずっと感じていました。その後は建設業としてキャリアを再スタートします。ただ、結果としては飲食店の店舗設計施工やプロデュースを行うようになり、飲食店に携わる仕事を続けていたのです。0→1で何かを作り上げる仕事は、とにかく働きながら、そして経験しながら学ぶことが多かったですね。


◆技能実習制度との出会い

仕事をしながら感じたのが、どの業界も人材不足という大きな壁を目の前にしていること。人材不足が原因となり、業績が悪化していく会社が後を立たなかったのです。「なんとか根本的に解決できないか。」その時に出会ったのが、技能実習制度でした。技能実習制度は、外国人が技能実習生として日本で技術を学び、実習で身につけたスキルを母国に持ち帰り、帰国後本格的に働くための制度です。私は実習候補者との面接に一度同行させていただいたことがあり、非常にこの制度に興味を持ちました。しかし詳細について調べてみると、まず外国人実習生は日本へ来るために、なんと数百万円の借金をしているということが分かったのです。また一度実習をスタートすると、3年以上母国に帰ることができないという過酷な制度内容でした。企業側は最低賃金で実習生を雇うことができ、劣悪な環境で働かせる事業所が多く存在したことも事実です。この事実を知った上で、外国人労働者のために何かをしたいという思いがより強まりましたね。あとは私自身が日本と韓国のハーフで、幼少期からいじめに遭っていたという過去も大きく影響しました。「日本をもっと外国人が輝ける社会にしたい。」この想いが現在の事業に繋がっています。


◆特定技能制度に新たなスタンダードを創る

外国人材向けに事業を始めようとしていたとき、新たな在留資格として「特定技能」が創設されました。そして対象分野の中には、これまで私が人材不足で苦労してきた飲食業・建設業も含まれていました。何としても特定技能制度を、技能実習のように歪んだ制度として終わらせたくなかった私は、「特定技能雇用の新たなスタンダードを確立すること」をミッションに事業を始めました。当社では現在、主に3つの事業を展開しています。一つ目が、特定技能専門人材紹介事業です。クライアント企業に最適な外国人材を紹介して、さらには就業者へのサポートを徹底して行っています。また単純な人材不足の穴埋めではなく、企業様のグローバル展開への支援も行い、長期的なパートナーとして関係性を築いています。二つ目が、登録支援事業です。人材不足の根本的な課題解決のために、企業側のコンサルティングにも注力して、社内教育や人材管理の制度確立をサポートしています。そして三つ目が、外国人専門不動産賃貸事業です。慣れない土地で働き始める外国人材にとって、住環境の確保は非常に重要です。また、これは経営者として大事にしている考えの一つでもあるのですが、利益は追求するものではなく、人のために何かをして、喜んでもらって初めて生まれるものです。当社としては外国人材、そしてクライアント企業が本質的に幸せになる選択を一つひとつ採択することで、長期的な発展や社会の変化に繋がると考えています。


◆世界と日本をつなぐ架け橋に

経営者として心がけているのが、社員全員の心を明るく元気にすることです。普段のコミュニケーションを大事にすることはもちろん、当社ならではと言える施策もいくつかあります。具体的には、社員全員の家族に家庭訪問したことが事例として挙げられますね。コロナ禍の影響や外国籍の社員も多いことから、直接訪問することは叶わなかったのですが、リモートで全社員を対象に行いました。関係者全員が幸せに働くことが何よりも大切なので、社員一人ひとりのことをよく見て、積極的にコンタクトを取っています。そして当社のミッションは「特定技能雇用の新たなスタンダードを確立する」こと。このミッションを成功させるには、第一に会社自体が健全で公的に認められていることが必要です。そのため当社は3年後の上場を視野に、現在準備を進めています。また、現在は人材紹介というビジネスで当社が仲介役となり、企業と外国人材を繋げていますが、今後は外国籍の人が直接企業とマッチングできるようなサービスを展開していきたいです。次に、日本人を海外進出させることも率先して行っていきたいです。さらには、外国人が日本で生活する上で必要な情報を得られるポータルサイト作りにも、今後着手していきたいですね。もちろん、目の前の課題は国内の人材不足です。しかしその先に目指すべきは、日本人がより世界へ進出し、グローバル人材として活躍していくことです。今後は人材事業問わず、世界と日本の架け橋のような存在に、当社がなっていければと思います。


インタビュアー:岡田美波、学生スタッフ

インタビュー日:2023年6月某日

太田智文

太田智文

すごい会議 プロフェッショナルコーチ。これまでに170社を超える企業での導入実績がある、顧客からの信頼を得続けるコーチである。

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