組織で目標を創る前に問題の棚卸しをする|すごい会議ブログ(ピグマ)

組織で目標を創る前に問題の棚卸しをする

問題をテーブルの上にのせる

 

すごい会議では、目標を創る前に問題をテーブルの上にのせます。

 

経営チームとして直面しているチャレンジに関して、どんな問題点や懸念があるか。

自分の観点から見て最も重要と思われることを2つから3つ3分で書いてもらいます。

 

書いた問題を全員に発表してもらいます。

 

例えば、下記のような問題が出てきます。

「新商品が売れない」

「営業力が不足している」

「良い人材が採用できない」

「社員の離職率が高い」・・・ etc

                           

問題を疑問文に変換する


発表してもらった問題を「どのようにすれば〜だろうか?」という疑問文に変換します。

 

例えば、「新商品が売れない」という問題の場合は下記のような疑問文です。

「どのようにすれば、新商品が売れるだろうか?」

 

疑問文に変換するとどんな違いがあるでしょうか?

 

多くの場合、「思わず答えを考えてしまった。」や「前向きになった。」という回答が返ってきます。

こちらから「答えを考えてください。」や「前向きになってください。」と言っていないのに、

このような変化が起こることがあります。

 

人は疑問文を投げかけられると勝手に解決策を考えるという傾向があります。

そして、問題をより自分ごととして捉えるということも起こります。

 

疑問文に理想的な言葉を挿入する

 

 

置き換えた疑問文にある言葉を挿入して変換をします。

「どのようにすれば」の後に「こうなったら理想的」という言葉を入れます。

 

先ほどの「どのようにすれば、新商品が売れるだろうか?」という例だと、

「どのようにすれば、”業界で一番”新商品が売れるだろうか?」といった形となります。

 

どんな言葉を入れたらいいか5秒で思いつかない場合は、「日本一」や「世界一」のような

レベレ感が分かる言葉を入れてみてください。

 

「こうなったら理想的」という言葉を入れたことでどんな違いがあるでしょうか?

 

多くの場合、「気持ちが上がった。」や「より具体的になった。」という回答が返ってきます。

こちらから「気持ちを上げてください。」や「具体的にしてください。」と言っていないのに、

このような変化が起こることがあります。

 

この手順で参加メンバーが書いた問題を全て疑問文に変換して、

「こうなったら理想的」という言葉を入れてもらいます。

 

問題を疑問文に変換していくと、扱い方の選択肢を増やすことができます。

最初に書いた「問題」のまま扱うことも可能ですし、理想的な言葉を入れた疑問文で扱うこともできます。

 

問題を、問題のまま扱うのと、最後の疑問文だと、同じ問題を扱ったとして一年後に現れる世界が違います。
問題は日々起きます。

ですが、扱い方次第で世界が変わるとすると、
最後の疑問文で問題とおつきあいし続ける世界にご招待するのが私たちの仕事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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