同じ言葉でも受け取り方が違う

今までに、他者に何かを伝えた時に、違うニュアンスで理解されたことはありますか?

要するに、あなたが発した言葉でコミュニケーションギャップが生まれたことはありますか?

ということです。


その答えがYESだとしたら、

どのような場面でコミュニケーションギャップは生まれるだろうか?



クライアントの会社様の事例で、こんなことがありました。


日本人の方ですが、スペインのワイン製造の方と共に新たなワインの開発を進めていたそうです。

目標は果実の甘みのある、甘口のワインが作られることでした。

そこで、「”フルーティー”なワインを作ってほしい」とリクエストしたそうです。

するとスペイン人の方は「“フルーティー”なワインができたぞ」とリクエストに応えてくれました。

さっそく試飲をすると、すっぱい。甘くない。

果実味のある甘口ワインではありませんでした。


「もっと“フルーティー”なワインを作ってくれ」

とリクエストをすると、

「分かった。もっと“フルーティー”なワインだ」

とワインをブレンドして持ってきたそうです。

試飲すると、おかしい。もっとすっぱくなっている。

より酸味が強くなり、かたわら甘みは増していないのです。


「もっとフルーティーなのが欲しいんです。もっと甘いワインを作ってくれ。」

というと、スペイン人の方は言葉の解釈に気が付いたのです。

「あなたが求めるフルーティーは、我々が言うスウィーティーであろう」

そう言ったそうです。


そこで分かったことは“フルーティー”という言葉の認識が違っていたということです。

日本人のフルーティーは果実味のある甘さをイメージさせる解釈なのに対して、

スペイン人の“フルーティー”は酸味をイメージさせる解釈だというのです。


「日本人が言うフルーティーは、彼らの言葉ではスウィーティー」

これが判明するまでにクライアントの方は30分を費やしたと仰っていました。


同じ言葉を遣っていても受け取り方が違うということは簡単に起こります。


すごい会議のセッションでは、意思決定者のスピーチの後にこんな質問をすることがあります。

「いまのスピーチから、どんなことが聞こえてきましたか?」

聞いたことをその場でアウトプットします。


全員同じスピーチを聞いたにも関わらず、

発表でシェアされる内容には聞こえ方に違いがあることが感じ取れます。


私の身近な例でいうと、

私の周りには“日本一周した経験がある”という方が複数人います。


詳しく聞いてみると、3パターンの“日本一周”がありました。

1.       北海道から沖縄までを縦断した。

2.       本島の周りを一周した。

3.       47都道府県の全てに行った。

という事実が分かりました。


私が言うには、どれも“日本一周”です。

「いや、日本一周じゃないやん!」という反応は、

Aさん Bさん Cさん いずれの方の会話でも生まれませんでした。


ですが、“日本一周”の意味合いは全員違います。

もしもこの3人が会話をしたら、私には“日本一周”という言葉の認識の違い、

コミュニケーションギャップが生まれるイメージをするのに容易いです。


ひどい妄想ですが、

「お前○○県に足を踏み入れてもないくせに日本一周なんて名乗るんじゃねぇ!!」

なんて会話が生まれるかもしれません。


何が言いたいかというと、

私生活で無意識にコミュニケーションギャップが生まれているのなら、

ビジネスでも同様のことが起きている可能性は十分にあるということです。


いつでも認識のずれは起こりえます。

ご自身の周りの方々との会話、ギャップ生まれてませんか?


上手く伝わっているかな?

疑ってみてください。

私はコミュニケーションギャップを意識したとき、非常に不安になりました。


で、何をしているか?

相互理解を確かにするために私は2つの会話を意図的に行っています。

聞き手の場合は、

「それはつまり、○○という認識であっていますか?」

と確認します。思いのほか、若干違うと言われます。

話し手の場合は、

「いま話したことから何が分かりましたか?」

と聞き手にアウトプットさせます。

これらを話すと、正確に会話が完了できているかどうかが分かります。

コミュニケーションギャップは格段に減ります。


いつだって解釈にずれが起こる可能性はあります。

事実ベースで伝えていなかったり、ギャップが生まれた体験があったりしたら、

ぜひとも一度、相手と認識の確認をしてみてください。

会話の最後に一つ問いかけをするだけで効果があります。


ぜひ一度試してみてください。

会話や成果に良い変化が生まれれば最高です。

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