「社長が全部やる会社」から、「現場から100の事業が生まれる集団」へ。”人儲け企業” 株式会社トントンとすごい会議の1年間
第1回:急成長の裏側

会社名 :株式会社トントン 2013年設立 資本金3580万円 業務内容: 不動産、飲食、ドローン、人材派遣・人材紹介など URL: http://tonton-inc.com/ 従業員数:130名  代表者(インタビュー):今川博貴

「すごい会議」担当コーチ: 株式会社ピグマ太田智文

「すごい会議知ってますよ、すごいっすね、一番ヤバいやつじゃないですか」

- トントン社はどんな事業をしていますか?

株式会社トントン代表取締役社長 今川博貴: 事業体としては、飲食、不動産、ドローン、といったことをやってまして、グループも含めると事業は12-13ぐらいやってます。
「基本、何屋でもない」と僕は言ってるんですけど、飲食業じゃないといけないとか、不動産じゃないとダメとか、凝り固まったものはなくて、10年後は全く違うことやっていてもいいなと思ってます。だから、何屋でもないんです。

-  これだけ色々な事業を次々と実現できるのは、なぜですか?

今川: 僕がワクワクすると、やりたくなっちゃう衝動に駆られちゃうんです。これまでは全て僕の提案で始めたんですね。それを今後は、社内ベンチャー立ち上げの仕組みを作って、僕以外からもどんどん事業が生まれるプラットフォームを作っていきたなと。

本を買って文章で読んでもモワーっとしてて、なんかよくわかんない。

- すごい会議と出会った過程を教えてください。

今川: 最初すごい会議は、財務を見てもらっていたコンサルタントの先輩に教えてもらいました。「組織コンサルなら、すごい会議の一人勝ちや」と。で調べて、一日一通メルマガが届いて、「会議には精霊がいる」とか書いてあってスゲーなと(笑)。
でも文章で読んでもモワーっとしてて、なんかよくわかんない。本も買ったんですよ。言ってることはわかるし素晴らしいんだろうな、と思っただけで終わってたんです。
その後で太田さんと出会ったんです。太田さん黒帯と名刺に書いてあって、「すごい会議知ってますよ、すごいっすね、一番ヤバいやつじゃないですか!」ていうところからの入りだったんですね。それで太田さんもこんな人柄なんで(笑)、そこからお付き合いさせてもらったのがきっかけです。

- すごい会議を導入に至ったきっかけは何ですか?

今川: はじめ採用と組織作りを他社で検討してて、1回セッションもやってみました。
その後、太田さんのすごい会議を体験してみました。当時に、太田さんに「時間の投資だけしてください」と言われて、なるほどなと思って。こういうのって、やらないとわからないじゃないですか。それで幹部連中を連れて合宿に行って、すごい会議を太田さんにやっていただきました。
すると、満場一致でこっちの方がいいよね、となりました。先方には、ごめんなさいこっちやらせてもらいたいです、とキャンセルを了解いただきました。

- その初回体験は何が良かったのですか?

今川: 可能性を感じたんですね。初回はいろんな人間を呼んだので、中身はちょっとまとまりがないところがあったんですが、やり方とかに、何かありそうだな、と。そしたら、もっとやりたい、もっとよくなる、と僕自身が思えたんですね。

-  可能性、といいますと?

今川: 僕たち4年前に7名で事業開始しまして、現在130名いるんですが、急激に人数が増えてく中で、「痛み」を感じるんですね。組織の成長痛です。
今までは、僕が一言いえば、すぐキリッとなって、やるぞ!と会社全体が動いたんですよ。
それが僕の中で、違和感と言うか、まとまりきれてないぞ、というのを感じるようになったんですね。一度言っても、あれ?伝わらないぞ? じゃあここに言って、ここも言って、またここにも言って、と今まで1人だけで良かったのが、3人4人5人6人と、伝えないといけない相手がどんどん増えちゃったんですよ。
それはちょっと待ってくれよと。今まで意思疎通できていたのに、組織として伝わってないじゃん、と思ったんですよね。どうしたものかなあ?と。

ここに、すごい会議の可能性を感じたと言うか。僕が思っていること、相手が思ってること、意見を出し合えば、それが一つになってその場で決定されたら、みんな納得だよな、と思ったんですよね。「説得」じゃなくて「納得」というか。腹落ちしてくれるだろうと、だってあの時に全員で決めたことだろうと、じゃあやろうぜ、となるかなと。
そこに当時、おそらく僕は可能性を感じだと思うんです。ここで時間を投資しようと。

- その頃、それだけの人をどうやって集めてましたか?

今川: 創業から一年半くらい、社員50−60名までは、ほとんど僕の縁故です。それだけではいかんなあ、と一般採用を始めました。
それまでは僕が1いえば10伝わっちゃうメンバーだったんです。それは良いんですけど、みんな似たような環境で生きてて、似たような感覚なんですね。それは強みでもあるけど弱みでもあって、学べないなあと。じゃあ僕が外に出て学ぶかと言うとそうもいかないし。それで全く違うところで生きてきた、違う色の人たちを入れていこうと。それでキャリア組の一般採用をガンガン始めた、という感じです。2年半前ぐらいからですね。

80名を超えた頃から起き始めた組織の成長痛

- ちなみに、採用基準はありましたか?

今川: 一般の子たちは、これといって採用基準らしい基準を持っていたわけでもないんですが、入った子たちは、そうですねえ、廉直さ、というか。心が綺麗、元気、明るい、といったところで、最終的には、人としてどうなんだという部分を見てましたね。そしてどれだけトントンに熱い思いを持っているか。トントン愛、情熱です。

- その採用の変化は、組織への違和感が生まれたタイミングと重なりますか?

今川: 当時キャリア組が入り始めた頃は全然良かったんです。そこまでは違和感はゼロだった。まだ小さな事務所で、僕がいればすべて見渡せるわけですよ。「よしやってやろうぜ、よしいくぜ!」で士気を上げれたんです。
それで1年くらい経って、伝わらなくなってきたのは、80人ぐらいになってから。今から一年半くらい前からですかね。

- そんな中で、すごい会議を始めたのですね。(第2回に続く)

 

取材: 2018411日 東京都目黒区 TONTON,INC東京本社

文章: 八田益之

撮影: ケニアドイ

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