
当たり前のことを普通にやる。それがすごい。
すごい経営者に出会った。
ユニフォームネットの荒川社長だ。
年間5000億円というほぼ毎年変わらない市場の中で、
着実に売上を上げ続けている秘伝のタレが何か、
そのごく一部を聞かせていただいた。
一見、当たり前のことを普通にやってるようで、それがすごい。
その一つのテーマは「見える化」だ。
すべてを見える化する。
すべてとは?
まずは、顧客の声。100社を超える顧客に社長自らが営業マンとともに伺い、
創業の想いから、導入の経緯まで、営業という観点のみならず、顧客の魅力を
引き出すようなインタビューを行い、それを冊子にして次の営業に活かせる
ようにしていることがすごい。
このプロセスを通じて、顧客をファン化することを目指していることもお聞きできた。
社員の声や創業者の想いも、言葉にして、社内向けに、そして取引先へと見える化している。
そして、営業を見える化する。
例えば、自社のリピート率がどれくらいかと聞かれた時に、「だいたい80%」
となりそうなところを、年間5000社に及ぶ顧客の傾向値を分析し、何が自社の強みかを
数字をもとに分析し、行動を特定し、実際に行動する組織を実現している。
一方で、「人」に対する理解が深い。
人は自分にとってメリットが感じられないことには動かないということをよく認識した上で、
どうすれば営業マンが動きたくなるか?
どうすれば「どうせ買うならユニフォームネット」となるか?
と問いかけ、その答えを出すことを仕事にしている。
今回のインタビューを通じて、
他が真似できそうで、できない。それが真の強みなのだと認識した。