経営コンサルタントの時給相場は、気軽に相談できるマッチングサービスなら1時間5,000円程度から、実績豊富なトップコンサルタントになると1時間10万円を超えることもあります。同じ「1時間の相談」でありながら、これほど価格差が生まれるのが時給制の特徴です。
この幅の広さは、コンサルティングが「時間そのもの」ではなく「その時間に提供される専門性と成果」に対して支払うサービスだからです。特定分野で豊富な実績を持つ専門家は、短時間でも経営課題の核心を突くため高単価になります。
時給はあくまで「時間単価」であり、総額がいくらになるかは相談時間によって変わります。依頼全体の費用の目安や、規模別の総額の幅を知りたい場合は、経営コンサルタントの依頼相場をまとめた別記事もあわせて参考にしてください。まずは、なぜ時給にこれほど幅が出るのかを見ていきます。
時給に幅が出る理由は、次のような要因が時給を左右します。
・実績・専門性:その分野での成功経験が豊富なほど、短時間で的確な助言ができ単価が上がる
・ブランド力:大手ファームや著名コンサルタントは、信頼性への対価として高めに設定される
・相談形態:対面は移動や準備が伴うため高く、オンラインのスポット相談は抑えやすい
たとえば対面の経営相談は1時間3万円前後から、Web経由のスポットコンサルは1時間1万〜1万5,000円程度が目安とされます。同じ相談でも形態を変えるだけで単価が下がることもあるため、自社が求める相談の深さと形式を整理しておくことが大切です。

| 依頼先タイプ | 時給・時間単価の目安 | 特徴 |
| マッチング/スポット相談 | 1時間5,000円〜 | 気軽に単発で相談できる |
| 個人・独立系コンサル | 1時間5万円前後〜 | 専門特化で柔軟に対応 |
| 小規模ファーム | 1時間1万円〜 | 中小企業の課題に近い |
| 大手ファーム | 1時間10万円〜 | ブランドと総合力、高単価 |
時給は「高い=良い」「安い=お得」と単純には言えません。自社の課題の重さと、その時間に何を求めるかによって、適切な水準は変わります。タイプ別に詳しく見ていきましょう。
時給制には「払った時間=得られた成果」とは限らないという根本的な落とし穴があります。時間課金は相談した時間に対して支払う仕組みのため、長く相談しても成果が出なければ費用だけがかさみます。
特に、組織や会議の仕組みそのものを変えたいような根の深い課題では、一回の相談で解決することはまずありません。アドバイスを聞いて満足しても、自社が実際に動かなければ何も変わらないからです。時給の安さに惹かれて単発相談を繰り返すうちに、総額では大きな出費になっていた、というケースは少なくありません。
「時給×時間」で費用を積み上げる発想から、「その投資でどんな成果が得られるか」という費用対効果の発想へ切り替えることが、失敗しないコンサル活用の分かれ目です。
時給制が有効なのは、論点が明確で短時間で完結する相談です。具体的には、次のような場面で時給制が力を発揮します。
・特定の経営判断についてセカンドオピニオンがほしいとき
・事業計画や資料を専門家の視点でチェックしてほしいとき
・新しい分野に進出する前に、要点だけ短時間で押さえたいとき
これらは「答えがほしい」タイプの相談であり、継続的な伴走を必要としません。こうした単発のニーズには、時間契約で必要な時間だけ依頼するのが最も合理的です。

コンサルタントの価値は「相談時間の長さ」ではなく「会議や意思決定の時間の質」で決まります。同じ時間でも、その使い方を変えるだけで成果が大きく変わることは、実際の導入事例が示しています。
美術品・骨董品の買取販売を手がける株式会社緑和堂の事例は、会議時間の質が成果を左右することを示す好例です。同社は、経営者への依存体質と店長層の育成課題を抱えていました。
すごい会議の導入後は、店長層を対象に週1回の会議を設け、全8店舗の店長が一堂に会して目標検討やノウハウ共有、PDCAを回す場へと転換しました。だらだらと続く報告会議ではなく、成果に直結する議論の場へと時間の使い方を変えた結果、2期目には売上が前年対比140%以上に成長し、営業利益も5月末時点で前年度の年間実績に並ぶ見込みで推移しています。
重要なのは、会議という「時間」を成果を生む「投資」に変えた点です。
ピグマの他の導入事例も、時間の使い方と成果の関係を考える参考になります。

時給や時間単価で迷ったら、まず実際に相談して相性と成果の見込みを確かめるのが近道です。金額表だけを比べても、その1時間が自社にとって価値あるものになるかは、対話してみないと分かりません。
すごい会議を提供するピグマの料金は、課題や規模に応じた個別見積もりです。時間単価を一律に設けていないのは、会議設計・認定コーチによる伴走・成果を出すPDCAの仕組みづくりという、各社で異なる支援内容に対価を設定するためです。
ピグマでは、自社の課題を整理しながら進め方を相談できる90分ミーティングを用意しています。時給や見積もりだけでは判断しきれない「相性」と「成果の見込み」を、費用をかけずに確かめる場として活用できます。
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