自分達にしかできないことは何か?を追求する|すごい会議インタビュー
= 2018年4月11日に追記 =
・すごい会議を導入しての感想
「社内月例会議に参加している主要メンバーで参加させて頂きました。
普段、互いに(上に向かって)遠慮して言えない事を、言葉にすることで、相手を思いやり尊重する感覚が芽生えたように感じます。
まだまだ「本音で語る」というステージではありませんが、目標を皆で言語化し、それについて前向きな議論を重ねられる環境を作れたことに大満足です。
経営者として個人的な感想を言えば「目標を共有できる仲間が出来た」ことに大きな前進を感じています。」
・すごい会議を継続する理由
「一時的な勢いと、場の雰囲気に流されている者がいそうな気配も否めません。
そういった、現状での中立的な存在を味方に付けるために、すごい会議の継続を決めました。
定期的に外部の目が入ることで、プロジェクトが進むうえでの問題点の整理や、周りには言い出せない不満を定期的に吐き出させる事。そして、言い訳の芽を摘むことを期待しています。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下、本文
「自分達にしかできないことは何か?」
を本気で追求する、すごい会社と出会った。
事業を7年前に継承し、毎年会社を成長させ続ける、牧野社長が率いる「牧野電設」だ。
「自分達にしかできないことができる状態を目指す会社でありたい。」
と取材中、何度もお聞きした。
「自分達にしかできない」とは何か?
それは、技術力。
そして、言葉。
自分達にしかできない技術力の高め方として数ある中の一つは、幅広い外部とのネットワークを活かした技術力。そして、シングルマザーで職を手に入れるチャンスを求めている人に対して、専門の教育を提供して、仕事ができるチャンスをつくることもその一つだ。
そして、言葉へのこだわりとして
一般的には、建設業界の慣習として、見て覚えろという世界があり、言葉にするのが苦手な人たちが集まる世界である。
そんな中、会社の中で共通言語が如何に大切かを理解し、形にするために、相当のエネルギーを投資しているすごい会社だ。
生まれた言葉の一つが
「夜景を作る仕事」だ。
言葉にすることで、改めて社員が自分達の仕事に誇りを持つことはもちろん、採用のためのPRとしても同じ建設業界の中で違いを明らかにすることを可能にしている。
こんなこともお聞きできた。
「数字が幾つになるかが大切なのではない。たとえ、全国で100番の会社になったとしても、我々がいなくなれば101番の会社が100番になって仕事を得るだけの話。それよりも、自分達にしかできないことができる状態を目指す会社であることが大切だ」
会社によってこだわりのポイントは様々だが、業績をあげ続けることを可能にしながら、常に本質に目を向け経営をすることが大切だとお話しを聞きして実感した貴重な機会でした。
・学生から見たこの会社のここがすごい!
「私自身、建設業界の具体的なイメージが少ない中でも、人材育成に関してあまり積極的ではないのかなというイメージがありました。しかし、牧野電設株式会社では、人材育成や社員同士の交流を重視しているとお話を伺い、建設業界の主軸となる施工だけに力を入れているのではない事がすごいと感じました。社員数も31名と少数精鋭で大きな仕事を任せられているという所が、40年間でそれだけの技術と信頼を得られたのかと、驚きました。」
・学生取材スタッフの感想
「牧野電設株式会社は、女性従業員への配慮がとてもしっかりしていると感じられました。建設業界は理系、尚且つ男性でなければいけないのではないかというイメージがありましたが、文系や女性でも働いている方が多いと聞き驚きました。シングルマザーの方も働いていて、「働きたくても働けないシングルマザーの架け橋にもなりたい」と牧野社長が仰っていたことが、今までの自分の建設業界のイメージと違うものだったので、とても印象的でした。また、設立40年が経ち安定しているのにも関わらず、「牧野電設にしか出来ないことをやりたい」と高みを目指し続けている姿も印象的でした。」