ブレイクスルーってどっから来るのか?
ブレイクスルーってどっから来るのだろう?
私のブレイクスルーを考えた時に、いくつかのブレイクダウンを体験している。
例えば、
高校二年生のとき、年間の3分の1を遅刻していた。遅刻した理由は、パチンコをしていたから。行っても行かなくても他の人に迷惑をかけてないから問題ない、と本気で思っていた。
3学期の最後の日に、通知簿を渡されるときに、先生から「みんな聞いてくれ。太田が今学期遅刻がゼロだった。拍手!」と言われて、顔から火が出るくらい恥ずかしかったが、ちょっと嬉しかった。
そして、42歳になった今、決めたことは確実に実行することから、コーチ仲間のみんなからは「ミスタールーチン」と言われる男になった。
34歳の時、10名ほどの会社を経営していたが、社員が全員辞めた。
当時は、「やめて清々するわ」と思っていたし、辞めるお前が悪いと本気で思っていた。
ある年の年始の経営者の賀詞交換会で、会員企業の中で優秀な成績を納めた経営者の表彰式が行われていた。
その一人が、辞めた元社員だった。
その社員はシンガポールで大成功して、私よりおおきく会社を成長させ、成功していた。
元社員に会ったときに、彼女は「太田社長のおかげでこれまで成長できました」と本気で言ってくれた。
嬉しかった。一方で、ひどく後悔した。
人の持ってる可能性を決められるほど、自分は偉くはない。
そして、今は多くのコーチの力を借りて、プロジェクトを運営している。
今から約5年前の会社の銀行口座の残高がやばかった。私は焦っていた。
年末にある経営者と出会った。
銀行口座の残高に焦ってると言うことは、成果は出ない。なぜなら、起こっている現象に引っ張られているから、と言われた。
彼と一緒に、私の過去のカレンダーを見ながら、仕事の成果が出ている時は何が違ったのかを見てみると、私の心の状態が良い時に成果が出ていることが見えてきた。
逆に、人に対して例えばタクシーの運転手に対して、怒ったり、イライラしたり、したあとは成果が出ていなかった。
彼が言うには、仕事も家庭も元は同じ。源は自分だ。
私には娘がいるが、当時は娘を見ているとよくイライラして叱っていた。
歯を磨け、一緒に風呂に入ったら体を洗え、髪を洗え、と。
娘との関係は、最悪だった。
コーチとの会話から、娘に対する態度を変えてみることにした。
頭を1日洗わなかったとしても、死にはしない、と言う考え方で
頭を洗わなかったとしても何も言わないことにしてみた。
そうすると、不思議なことに、娘が自ら髪を洗うようになった。
そして、私と娘の関係も良い状態に変化していった。
その年の翌年1月に、渋谷の不動産会社の経営者とミーティングをする機会を得て、結果その日に契約をいただいた。今でもその経営者の方とは懇意にさせていただいる。
そして、それからビジネスが順調に動き始めた。
私の人生。ブレイクダウンの後に、ブレイクスルーが起きてることが見えてきた。
一見、良いことも悪いことも、全て楽しもう。