変化は「最悪」から始まる。組織を動かすマネジメントの考え方 by すごい会議

2025/6/12 ビジネススキル

こんにちは。株式会社ピグマ、代表兼すごい会議コーチの太田智文です。

先日、子どもと遊んでいたときに、思わぬアクシデントが起きました。
滑り台でちょっとカッコつけたつもりが、足を滑らせて右足を骨折。

人生初の骨折で、日常生活が一気に不自由になりました。

 

最初に浮かんだ感情は、「最悪だな」という落胆。

ですが、不思議なものですぐに過去の“最悪”な出来事を思い出したのです。

私は26歳のとき、脳に膿がたまる病気を発症し、3ヶ月間の寝たきり生活を送りました。

 

当時は上場企業に勤めていて、将来も安泰だと思っていた矢先の出来事です。
しかし、その経験を経て「生かされている命をどう使うか?」という問いに向き合い、

2年後には会社を辞めて起業するという大きな決断をしました。

 

この「最悪な経験が転機になる」という構図は、個人の人生だけでなく、

組織マネジメントや経営の現場でも同じことが言えるのではないでしょうか。

 

 


■ 問題は“起きたこと”ではなく、“意味づけ”の方にある

骨折という現実は変えられません。けれど、「この出来事にどんな意味があるか」は、
自分で選べます。

これは、すごい会議や本質的な組織改革でも大切にされている
「意味づけの再設計」の考え方と通じます。

たとえば、業績が落ちている、部下が退職した、プロジェクトが停滞している……。
こういった問題も、捉え方次第で「成長のチャンス」になります。
マネジメントにおいて重要なのは、出来事そのものよりも、
「その出来事をどう位置づけ、行動に変えるか」という視点なのです。

■ 人を見る“前提”が組織の未来を決める

この経験を通じてもう一つ感じたのは、人間関係にも同じことが言えるということ。
「この人は使えない」「ダメなやつだ」という前提で部下を見ると、
そのフィルター越しにしか対話ができません。
ですが、フラットに相手を見て「この人の可能性はどこにあるだろう?」と考えると、
全く違う会話が生まれます。

これはまさに、すごい会議のような組織開発手法で行われる“前提の解体”にも通じます。

組織の文化を変えるには、
まずリーダー自身の見方や前提をアップデートすることが大前提なのです。


■ 最悪の出来事を「最高の成長機会」に変える

骨折をしたことで、生活は一時的に不自由になりました。
でも、それによって「立ち止まる時間」「考える余白」「人のありがたみ」など、
普段の生活では得られなかった多くのことを受け取っています。

組織も同じです。

ピンチは、そこに意味を見出したとき、初めてチャンスになる。
そして、それを活かすかどうかは、マネジメントする側の視点・姿勢次第です。

どんなに高度なフレームワークを導入しても、
最終的には「起きたことにどう意味づけするか」という根本的な視点が問われます。
今回の体験を通じて、改めてその本質に触れた気がします。
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