株式会社ユニメディア 代表取締役社長 末田 真 様

役員メンバーの経営のコミットメントが高まる会議

・設立:2001年4月20日
・資本金:50,000,000円
・従業員数:94名(2021年8月末現在)※役員、パート含む
・事業内容:デジタルイノベーション事業
・本社:東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル6F
・担当コーチ:太田 智文

以前は取締役の機能不全が起きていた。

太田:今期も、御社の経営会議をサポートさせていただく機会をいただき、ありがとうございました。

末田:いえいえ、とんでもないです。いつもありがとうございます。

太田:今日お時間いただいたのは、今期はまだ終わっていないんですけど、前回のセッションで、新しい目標を作られたということで、一つの節目ということで、ここまでの振り返りをさせてもらいたかったんですね。細かい内容というよりも、大枠で、当初の期待だったり、それに対して何が上手く機能して、何が機能しなかったみたいなことを中心にヒアリングできれば思っております。

末田:わかりました。

太田:10数年前にすごい会議を行っていただいて、今回、改めてすごい会議を始めようと思っていただいた背景はどういうところだったんですか?

末田:去年たくさんの事業課題が噴出していまして、それの起きた遠因とかを考えると、結局、取締役会の取締役機能不全が起きていました。

太田:なるほどですね。

末田:結果として、役員の経営についてのコミットメントが足りていなかったんだと思うんですね。

太田:なるほどですね。経営についてのコミットメントが足りていなかった、と。

末田:はい。例えば、役割分担が明確でなかったとか。

太田:なるほどですね。

末田:はい。そのあたりの責任の所在があいまいだったから、結局、抜け落ちていたところで問題が起きているというところと、もう一つはそこの責任範囲が明確でも、その責任を果たさない人間がそのまま居続けていることに対して、アラートが上がらないみたいなことが起きていたと。それらをひっくるめて機能不全という、表現をしました。

諸々の問題が起きたときに、結局、背景にあるのは本質的な課題。それを扱うのがすごい会議

太田:うーん。なるほどですね。そんな中で、すごい会議をやろうとなったのは、どういう意思決定があったのですか?

末田:諸々の問題が起きたときに、結局、背景にあるのは本質的な課題は今お話ししたようなことだろうというふうに思った時に、過去十数年前だったと思うんですけど、すごい会議をやっていただいたときに、まさに同じような問題が当時も起きていました。

太田:なるほど。なるほど。

末田:各ユニットの人たちは、当時のすごい会議を受けている人が多くて、そういう意味ではかなり浸透しているんですけど、今のボードメンバーは受けていなかったので、で、あらためてということで。

太田:そうだったのですね。

末田:役員のチームとしては大半がすごい会議を経験していなかったので、あらためてインストールし直すいい機会かなということで太田さんに相談させていただいたというところですね。

太田:なるほどですね。実際に改めてやってみて、期待に対してこの部分は手に入ったということが、もしあったら、それを教えてください。

末田:まさに解決したい問題点についてはほとんどすべてがクリアになったかなと思っています。

太田:それはすごいですね。

末田:結果として役員のチームワークが生まれたと思います。

太田:そうですよね。会議自体も、定期的にきちんと会議を催されているのはもちろんですし、自主的にも催されてらっしゃいますね。

末田:そうですね。非常に結果として、みんなが機能している状態だと思います。

責任の所在が明確になった。

太田:いいですね。機能したとすると何が上手くいったから、機能したと思いますか?

末田:問題、課題の共有ができて、それを責任の所在をチームとしてクリアにしたことがよかったと思います。

太田:なるほどですね。社内で起きた変化や目に見えた成果がもしあったら教えてください。

末田:そうですね。役員は主体者なので、その意味では役員自身が実感しているんだと思うんですけど、社内のメンバーからしたときに、今まで私以外の役員が社内に対して発信することはなかったんですが、他の役員が主体的に動いている様が見えるようになったと思います。今は、しっかり職責を果たしているというところが見えているので、社員からの不満も出てこなくなりました。

太田:なるほどですね。働いているんだということが見えるようになったのですね(笑)。

末田:はい。

太田:ありがとうございます。ちなみに今期の業績に関してはどのような結果になるような想定ですか?

末田:業績は、予算を大幅に達成をしています。

太田:素晴らしいですね。

末田:ただ、これはすごい会議の直接の結果ではないんですよ。

太田:そうなんですね。と言いますと?

末田:現場がその絵を描いているところなので。どちらかかというとすごい会議が機能してくると、リスクマネジメントなどボードの機能を強化する話になるので。

太田:なるほどですね。

末田:どちらかと言うと短期的にはコストアップになる施策のほうが多いかもしれないですよね。

太田:長期的な視点で見たときに機能しているという形ですね。

末田:そうです。そうです。

一人一人が、「私の役割はこれだ」という発信をするようになった

太田:ありがとうございます。参加メンバーの中で特に変容が見られた方はいらっしゃいますか。

末田:うーん。SさんとYさんは変化が大きいですね。

太田:どのような変化が見受けられますか。

末田:主体的になったと思います。

太田:主体的になったのはどのような言動になって表れていますか?

末田:「これは俺の役割だということを」これまでは発言はしなかったですからね。

太田:なるほどですね。一方で、この部分に関しては、今期を振り返って、もう少し機能させたかったなということがもしあったら教えてください。

末田:しいて言えば、システム周りは一人のメンバーが取締役ではなく、アドバイザリーのまま主幹を持っているので、若干そういう意味では傾けるリソースが不足しているというのも現実的に起きてしまっていて、それも処方箋がこのチームとして出せていない。なので、そういう意味で難しいところがあるかなとは思いますけどね。問題解決のスピードとか。

太田:なるほどですね。

末田:ただ、これ前の体制に比べたら、前回が1だとしたら、今は80、90なので。

太田:すごいですね。

末田:はい。そういう意味では100には届かなくても、十分に及第点だとは思います。

コーチに期待することは、忖度なく関わること

太田:ありがとうございます。今後のコーチへの期待があったら教えてください。

末田:引き続き、忖度なく関わり続けて続けていただければ。

太田:はい。分かりました。

末田:やっぱり外部の人がいると、会議の質が上がりますね。

太田:嬉しい言葉をありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。

インタビュー実施:2021年9月 
インタビュアー:株式会社ピグマ すごい会議マネージメントコーチ 太田智文

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